エストロゲンなどの理由により、女性は自然により多くの脂肪を蓄えています。一般的に、健康な女性の体脂肪率は約20％〜25％で、男性のはわずか10％〜15％です。
さらに、女性の生殖ホルモンの多くは、脂肪組織と密接に関連しています。体脂肪が少なすぎると、月経不順や妊娠困難、性的欲求の低下などにつながる可能性があります。
そのため、女性の体は男性よりも柔らかく、それほどの筋肉はついていません。
しかし実際には、フィットネスの初期段階での女性の筋肉増強効果は、男性と比べ悪くはありません。
｜女子は筋肉づくりが遅い？大間違い
前にも述べましたが、生理的な違いによる、男性と女性のテストステロン分泌は大きく異なります。
男性のテストステロンの正常値は約9.45-37.45nmol / Lであるのに対し、女性のはわずか0.21-3.01 nmol / Lです。それは、女性は筋肉がつけにくいのに対し、男性は鍛えることで顕著な筋肉がつけられる原因としても考えられます。
そのため、どうせ女性は力強い筋肉がつけられないから、一層のこと、レジスタンストレーニングをほっといて、有酸素運動とスタイルづくりの運動だけをやったら？と言う人もいるのでしょう。
女性は、テストステロン分泌は確かに男性ほど良くはありませんが、筋力トレーニングの効果は男性に及ばないことはありません。テストステロンが決めたのはトレーニング成果の上限だけで、進歩の度合いは決められません。
これはまるで、2人の学生が勉強しているようなものです。 一人の生徒は成績が70点で、上限は100点としたら、10点だけ上げようとしても大変大きな努力が必要です。しかし、もう一人の学生の成績は30点で、上限は80点としたら、20点を上げるのは比較的簡単でしょう。
したがって、女性のフィットネス者にとって、筋力トレーニングの短期的成果がより大きいかもしれません。それはフィットネスの基盤をより強固に、より速く築くことができます。そして、逞しくて代謝レベルの高い、締め付けたボディづくりにも役立ちます。
ある研究では、フィットネスにおける男性と女性の筋力トレーニングの成果を比較しました。16週間のトレーニング中に、男性と女性を2グループに分け、体系的な筋力トレーニングを実行させ、最後に筋力増と筋幅増の成果を比較しました。
結果として、筋力増加の成果において、女性は男性よりも優れることがわかりました。
それに対して、男性と女性の筋肉の厚さの増加に大きな差がありません。それぞれは次のとおり：上腕筋囲（7.9％と7.9％）;筋断面積の増加は顕著ではありませんでした（17.5％と20.4％、統計学的に差異なし）。また、太ももの増加幅はあまり変化がありませんでした（1.7％と2.3％）。
したがって、テストステロンは男性と女性のトレーニング成果の上限にのみ影響します。男性は鍛えることによって大げさな筋肉や極端な筋力を実現するができますが、女性は生理上の影響を受け、このような効果は達成できないと考えられます。
ですので女性の皆さん、大胆に筋トレをしましょう！パワートレーニングはあなたにもっと力強い体を持ち込んけくれるのです。しかしもし脂肪がありすぎるような女性であれば、フィットネスバイクなどの、有酸素運動と筋トレ両方できるフィットネス機器を使うのがおすすめです。ダイエット、筋トレ、さらに健康維持など、コスパが一番高いスポーツ内容でしょう。
