体重が重くないものの、二の腕、出っぱら、太い脛などの悩みを抱え、狙った部位を対象とするダイエットをしたい人は少なくありません。しかし、腹筋などの狙った部位のエクササイズは、その部位の脂肪減少に効果がありません。なぜなら、脂肪減少は全身的なものだからです。
2007年、コネチカット大学の研究者は104人を対象に研究を施しました。そこで、被験者は普段、主として使っていない片腕(被験者が右利きの場合は、左腕のトレーニングをする)の筋力トレーニングを12周をわたって実行しました。12週間後に核磁気共鳴画像をした結果、被験者の腕の脂肪減少は示されませんでした。これで、腕をターゲットとする脂肪減少の有効性は否定されました(脚の場合は一緒)。では、多くの人が気にしている腹部の脂肪減少の効果はどうでしょうか?
2011年、「力と調節研究雑誌」に発表されたある研究では、被験者は2組に分かれて腹筋運動を実施しました。実験群は監視下で腹筋運動を行い、対照組はそれほど監視されていない環境で運動しました。結果として、6週間の腹筋運動トレーニングだけでは、腹部の皮下脂肪やその他の体組成指標の減少は示されませんでした。腹筋運動やフラットサポートをいくつ行っても、腹部をターゲットとする脂肪減少効果は達成できないということです。
したがって、ターゲット的な脂肪減少というものは科学的根拠がありません。腹筋運動は、腹筋を強くしてくれて、私たちの姿勢、背中の健康、体の動きに非常に役立ちますが、お腹の脂肪を減らすことだけはできません。
痩せている人(または肥満の人)は、腹部の脂肪減少を目標にしたい場合、何をしたらいいのでしょうか?内臓脂肪は、有酸素運動に特に反応するので、ランニング、サイクリング、水泳その他の有酸素運動を多く行えば、全身的な体重減少とともに内臓脂肪も大幅に減少することになります。
要約すると、ダイエットしたければ、全身的にトレーニングして、有酸素運動などで体全体的な脂肪を減らすのが一番です。ランニング、サイクリング、水泳、そのほか縄跳びなどもおすすめです。もし自宅でしたければ、フィットネスバイクをおすすめです。
静音性高くコンパクトなフィットネスバイクはあなたにとても安定な体験を与えます。同時にサイクリングはより膝にダメージを与えないタイプのスポーツなので、そこに気を使う方もおすすめです。